読書メモ:サピエンス全史 上下巻を読んだ

以前から読みたかったサピエンス全史が、図書館で貸出可になっていたので、早速借りてきて読みました。世界的ベストセラーになっていた本です。

上下巻あるので、読むのに結構時間がかかったけど、面白かったです。

小難しいことばかり書いてあるのかと思ったけど、わりと読みやすく書かれています。

サピエンス全史(下)P233ー234

では、中世の祖先たちは、死後の世界についての集団的妄想の中に人生の意味を見出していたおかげで幸せだったのだろうか?まさにそのとおりだ。そうした空想を打ち破る者が出ないかぎりは、幸せだったに違いない。これまでにわかっているところでは、純粋に科学的な視点から言えば、人生にはまったく何の意味もない。(中略)人々が自分の人生に認める意義は、いかなるものもたんなる妄想にすぎない。中世の人々が人生に見出した死後の世界における意義も妄想であり、現代人が人生に見出す人間至上主義的意義や、国民主義的意義、資本主義的意義もまた妄想だ。

国や宗教、お金など、人類は虚構を信じることで成り立っているという切り口が面白いです。

そのことについて、生物的、歴史的、社会的、宗教的、経済的、文化的と様々な観点から取り上げられています。けれでも、この「現実には存在しないものについて語り、信じられる」ようになったことで、とんでもない力を手に入れたと分析されています。

というわけで、みなさん。「社会人なら働いて当たり前」「みんなが遅くまで仕事をしていんだから」とか、それらは全部妄想ですw

人類の数百万年の歴史について語る本が好きで、人はどこから来たのかみたいな人類史なんかはときどき読んでいます。普段悩んでいるようなことが小さなことに思えてくるから。この本は、実際、そんな悩みも全部妄想とはっきり言ってくれています。こういう切り口は斬新で良かったです。

なんと、この本もまんがでわかるシリーズで出版されていました。手っ取り早く内容を知りたいという人にはいいかもしれません。

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