実は、だいぶ以前に行ったのですが、なかなか記事にできずにだいぶ経ってしまいました。
好きな人には、なかなか楽しい場所だと思いますので、ご紹介します。
鬼ノ城とは・・・
場所は岡山県総社市にある7世紀頃の古代山城です。山自体が、国指定史跡になっています。
大和朝廷が、朝鮮半島からの侵攻に備え、西日本各地に作った城の一つと考えられているそうですが、文字として記録が残っているものは全く無いので諸説あるようです。
山に登ってみると良くわかるのですが、本当に総社平野が一望できます。自然の地形を利用して、作られています。
アクセスなどは、岡山県観光連盟のホームページに載っていますので、そちらでどうぞ。
https://www.okayama-kanko.jp/spot/10755
ちょっと写真写りが悪いのですが、平野が一望できます。昔の人は、ここから見張りができるから山城を築いていたんだなっていうのが、よくわかります。そして、反対側は崖になっていて、簡単には登ってこれないようなところです。
復元された西門
鬼ノ城には、城門が4ヶ所あったそうなのですが、その中の一つ、西門が復元されています。
もちろん、設計図なんて残っていないので、復元された西門はもちろん想像で造られてものですが、柱の位置や大きさ、埋め込まれた深さ、各柱間の寸法が、良好な状態で残っていたそうです。なので、大きさなんかは、かなり当時のものに近いそうです。
遠くから、西門を見た写真
こちらが、近づいて取った写真。門は、想像で作られたものですが、よくできていると思います。
西門に近づいて取った石垣です。
通路床面の石敷や石段、敷石は当時のままのものだそうです。
ああ、昔は本当にこんなのが建っていたのかなと思うと、ワクワクしますね。
僕が行ったときには、ちょうど説明をしてくれる方がいました。鬼ノ城には、まだまだ発掘調査ができていない場所がいっぱいあるそうです。その方は、「ずっと、発掘調査がしたいしたいと言っているんだけど、なかなか許可がおりなくて・・・、と残念そうに言っていました。
あと、この遺跡が見つかったのは、比較的あたらしくて昭和45年だそうです。それまでは、何とモトクロス場だったらしい。
その後、山火事で木が焼き払われたところに、石垣が見つかり、今日に至ったとのこと。
地元では、この山には、何があるらしいという伝承はあったらしいのですが、昭和45年まで歴史に埋もれてしまっていたのは、一切文献にも現れてなかったためということもあるようです。
良いですね。僕はこういう話が好きです。
ウォーキングコース
山全体がウォーキングコースになっているので、歩いてみると面白いと思います。鬼ノ城コースが、1時間30分程度で周れるのでちょうどいいですね。自然の中で、マイナスイオンをいっぱいに浴びながら、古代ロマンに浸れること間違いありません。
まとめ
はっきり言ってしまうと、何にもないといえば何にもないところです。遊具もないですし、小さいお子さん連れにはちょっと面白くないかも。
でも歴史とか考古学といった、古代ロマンなんかが好きな人にとっては、とてもワクワクする場所です。当時のままの状態の敷石が残っていたりするので、考古学が好きな小学校高学年の子供を連れて行ったらむちゃくちゃ喜ぶと思います。